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記事: あの日、鏡の前でためらった母のために。— Misyが作りたいジュエリー

Misy Jewelry ブランドストーリー
316L

あの日、鏡の前でためらった母のために。— Misyが作りたいジュエリー

——母は、ネックレスを外す人だった。

夕食の前、手を洗う前、シャワーを浴びる前。1日に何度も、鏡の前で金具を外し、小さな布の袋にそっとしまう。「また荒れちゃうから」とつぶやきながら。その小さな仕草が、今もずっと、私の記憶に残っています。

肌が、ジュエリーを選ばない時代へ

金属による肌トラブルをきっかけに、ジュエリー選びに迷う方もいます。「似合うのはわかっているけど、つけたあとのことを考えると気が進まない」——そんな声を、私たちは何度も聞いてきました。

Misyが始まったのは、この問いからでした。肌が弱いことは、美しさを諦める理由にならないはず。

素材から、見直した

多くのブランドが"見た目"でジュエリーを設計するなか、Misyは"素材"から設計し直しました。316Lサージカルステンレスを使ったアイテムを取り入れました。素材名だけで肌との相性は判断できないため、商品ごとの情報も大切にします。

色や形、身につけたときの印象を考えながら、日常に取り入れやすいデザインを目指しました。入浴や就寝時には外し、着用後は汗や水分を拭き取ることをおすすめします。

"凛とした解放型"というブランドの姿勢

Misyのコピーは「肌にやさしく、凛として。」です。アレルギーで悩んできた人に向ける言葉として、同情ではなく宣言を選びました。「かわいそうに」ではなく、「あなたの肌が、選ばれる側。」という姿勢。大人の余裕と、静かな誇りを、ジュエリーという形で届けたいと考えています。

30代の毎日に、無理なく馴染む

Misyが主に届けたいのは、30代の女性です。社会人として時間の使い方を知り、自分に合うものを選べるようになったけれど、「肌に合う」という条件でずっと探し続けていた方々へ。「今日は外そう」と我慢する日を、これ以上つくりたくない。そんな想いで、毎日のワードローブに無理なく馴染むデザインを揃えています。

母に、贈りたかった一本

Misyの最初の企画は、母へのネックレスでした。試作を重ね、ようやく渡せた日、母が鏡の前でネックレスを眺めた時間が、Misyの方向を考えるきっかけになりました。

肌が弱いこと、それ自体はなくなりません。けれど、肌との相性を確認しながら、素材とデザインを選ぶ道を示したい。Misyの全商品は、その信念のもとに生まれています。

大切な誰かへの贈り物として

Misyが母の日や記念日のギフトとして選ばれることが増えました。贈り物として選んでいただけるたび、この仕事を始めてよかったと思います。

あなたの大切な誰かが、鏡の前でためらう人だったなら。Misyが、そっとその背中に寄り添える一本でありますように。

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316L

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